- 声が小さくこもってて何を言ってるか分からない
- 声が震えていて元気がない
そんな風に言われた事はありませんか?
上記の原因は、呼吸量の少なさや不安定から来ています。
腹式呼吸を正しく行う事が出来れば、リラックスしたフォームで大きな声が出るだけでなく、音程の不安定さや声の震えも取り除く事ができます。
腹式呼吸の土台を作るのに最適な基礎練習法『ドッグブレス』についてご紹介します。
ドッグブレスを行うと、呼吸に必要な筋肉が活発になり、大きな声が出しやすくなります。
即効性のある腹式呼吸のトレーニングを実践してみましょう。
ドッグブレスの効果とメカニズム
声が小さくなる・震えてしまう理由のに、呼吸を行う筋肉が十分にできてない事が挙げられます。
呼吸のコントロールは、肺の下部にある横隔膜を使用して行います。
腹式呼吸を正しく行う事で、適切な筋肉を使い不要な力みを取り除く事ができます。
横隔膜がコントロールできないと、呼吸の流れが不十分・不安定に。
その結果、声が弱くハリの無い声になってしまうのです。
横隔膜を動かすのは、お腹周りの腹筋と背筋のインナーマッスル。
声が安定してコントロールできない人は、呼吸に必要な腹筋と背筋がコントロールできていない、筋力が不足している可能性があります。
横隔膜を操作する腹筋と背筋は、呼吸の練習でしか鍛える事は出来ません。
ドッグブレスを行った後、空気を目一杯吸って大声を出してみてください!
軽く声を出している感覚なのに、体がリラックスして大きな声が出るようになります。
ドッグブレスは、呼吸に必要な筋肉を効果的に鍛えるトレーニング!
練習方法とポイントを解説します。
ドッグブレスの練習方法
ドッグブレスはその名の通り「犬の様な呼吸をするトレーニング」
力を入れずに口をポカンと開け、犬の様に「ハッハッハッハッ・・・」と呼吸をしましょう。
「お腹の全面(腹筋の部分)」「背筋の外側の背中部分」が呼吸にあわせて収縮して動いているかを確認してください。
ドッグブレスの練習のポイント
- 自分の手の平を顔の前に置き、息が手の平に当たる強さで吐く
- 吐いた量と同じ分だけ吸う
- 1秒間に2回程度の速さで行う
- 3分間ほど続けて行う
吸う事よりも、吐く動作に意識を向けてください。
ちゃんと空気を吐く事ができれば、反動を利用して楽に多くの空気を吸う事ができるはずです。
まとめ
呼吸の筋肉を鍛える事は、アスリートにおける体の筋肉を鍛える事と同じ。
- 歌にスタミナが無い
- すぐ喉が枯れてしまう
上記のような人も、腹式呼吸の土台を正しく鍛える事で大きな改善が見込めるでしょう。
腹式呼吸のさらなる強化に、ペットボトルを使ったトレーニングも効果的です。
なかなか疲れますが、一日たったの3分。
是非、試してみてくださいね!