音程が正しくとれない『音痴』の人は、歌に大きなコンプレックスを抱えています。
忘年会や飲み会の流れでカラオケに行った時、人前で恥をかいてしまうのは辛いですよね。
音痴は、その原因と構造を理解して正しい対策と練習法に取り組めば、かならず改善されます。
今回は「音痴を直す方法」について解説します。
音痴の『二つの種類』
音痴には、大きく分けて二つの種類があります。
- 正しい音がわからずに歌っている『無自覚タイプ』
- 間違ってるのはわかってるが正しい音程をうまく発声できない『自覚タイプ』
前者は『正しい音程を耳で理解する』が課題ですが、後者は自分が間違っている事を知っているので『狙った音程を出せるよう声帯をコントロールする』練習が必要になります。
ひとくくりに『音痴』といっても、内容によって必要な練習方法はまるで異なります。
『正しい音が分からない』無自覚タイプの練習方法
無自覚なタイプの人は、音楽を聴く際に『音程』という概念をもたず聴いています。
言葉や全体の雰囲気を感じて音楽を楽しんでいるため、音楽を聴いているのと風のそよぐ音を聴いているので、音の聴き方に大きな差はありません。
改善するには、歌が『音階』であることを理解してもらい、主にピアノを使ったレッスンで『自分の声の音程』と『正しい音程』を耳で聞き比べる事から始まります。
音を言葉通り『音の階段』として立体的にイメージ、その上り下がりを自分の声とすりあわせていくトレーニングが必要です。
少し根気のいる作業ですが、無自覚タイプは『能力が無い』のではなく『気づいていない』だけ。
ちょっとコツさえつかめれば、驚くほどの改善も期待できます。
『音程をコントロールできない』自覚タイプの練習方法
音程は、喉(声帯)の開閉で音程を変化させるのですが、自覚タイプはイメージ通りに声帯をコントロールする練習が必要。
ピアノでメロディーの練習メニューを行いながら、自分の発声がどの音程にあたるかを逐一確認し、喉をコントロールできるようにトレーニングをしていきます。
音程を外す事は音痴でなくてもよくある事。
少し症状が大きい版だと考えれば、悲観することはありません。
まとめ
- 問題点の自覚
- 正しいレッスンを正しく行う事
音痴の改善は、理解の上で正しくアプローチしなければ絶対に改善できません。
やみくもな練習を行わず、正しい理解と共にトレーニングを心がけてくださいね。