僕は生まれつきの鼻炎持ちで、鼻づまりが歌を歌う時にも大きく影響していました。
お医者さんでレントゲンを撮ったところ「鼻中隔湾曲症」という状態。
アレルギーだけでなく、これが原因で慢性的な鼻づまりが起きているということが判明しました。
今はまったく鼻炎も鼻づまりもありません。(花粉症はありますが)
今回は「鼻中隔湾曲症」の日帰り手術の実体験について紹介します。
「鼻中隔湾曲症」とは?
読んで字のごとく、鼻の中の境目になる骨が湾曲している状態。
これにより鼻腔(鼻の中の空洞)が狭くなり、鼻呼吸が困難になります。
僕はアレルギー体質のため、子供の頃から耳鼻科に通い、ほとんど口呼吸でした。
最近ではポリープも胃カメラのようなもので簡単に手術できるようになりましたが、それとあわせて鼻腔のレーザー治療などの手術も非常に簡単にできるようになりました。
「鼻の中の骨を削る」というショッキングな手術内容でしたが、歌のために思い切って行うことにしました。
手軽にできる日帰り手術。
調べてみると、2週間の入院で10〜15万円程度が一般的。
僕が手術を受けたのは『大島耳鼻咽喉科サージセンター東京』
日帰り3万円で手術を行っておりました。
他の方の体験記を参考にしつつ、ここで手術を受けることに決めました。
手術当日までの流れ。
診察・レントゲンを終えた後、やはり手術が必要であるということに。
手術の日程を決定し、手術後3日間は継続して通院することを確認。
「いかなる手術の結果においても了承する」旨の契約書にサインをしました。
たまにですが、鼻の穴が左右で貫通してしまう人がいるようです。
命に別状は無いらしいのですが、喜ばしい事ではありませんね。
とはいえ、これであとは手術を受けるだけです。
手術当日。
鼻の局部麻酔のみで、意識ははっきりありました。
鼻の皮をレーザーで焼いて、骨の不必要な部分を「トンカチとノミ」のようなもので「ガン!ガン!ガン!」と割と強くいきます。
光景はまさしく日曜大工のそれであったと思います。
「こんな原始的なのか!」と衝撃をうけつつ、骨が削れる音やノミで骨を叩く振動が伝わりつつ、特に痛みもなく終了しました。
※削った骨はホルマリン漬けでプレゼントされます(笑)
一番辛い手術後
一番大変なのは、手術後。
手術後に鼻に脱脂綿をこれでもかとつめられ、連日コレを取り替えるために通院します。
(鼻の中にバイキンがはいらないためだと思います)
僕は術後5日程度で普通に仕事に戻れると思っていましたが、とにかく24時間ずっと出血と発熱・頭痛で何も出来ない。
鼻のつめものも、4日目からは自分で取り替えるのですが、とにかく変え続けていないと、すぐに血みどろになってしまいます。
もちろん寝ている間も同じ。
朝起きて、ベッドが血みどろではやってられませんね(笑)
私は幸い奥さんのフォローがあったのでなんとかやりきれましたが、一人でやるのはなかなか辛いな、と感じました。
徐々に状態は良くなりましたが、完全に普通の状態になるには3ヶ月程度の時間がかかりました。
術後の改善
去年の正月に手術をして1年と数ヶ月経ちましたが、鼻づまり・アレルギー性鼻炎に関しては、季節的なもの以外はほぼ完治と言って良い状態にまで改善されました。
鼻づまりも完璧に改善され、まさしく生まれ変わったような感覚です。
そして、肝心の声への影響ですが、今まで鼻にかかるような声だったのが明らかに軽減されました。
呼吸のコントロールがしやすくなり、ニュアンスも細かくコントロールできる目覚ましい改善を遂げました。
そして、声のトップがGから上のCまで上昇しました。
当時のボイトレの先生もその変化に大変驚いていました。
まとめ
リスクの伴うことではあると思いますが、僕の場合は明らかに「成功」のケースでした。
鼻炎や鼻づまりの大変さは、本人にしか分かりません。
薬や生活習慣である程度の改善は期待できますが、根本が僕のように「骨」に原因がある場合は、それだけでは改善されません。
そして鼻づまり・鼻炎は「歌に確実に悪影響」だと断言できます。
もし、鼻炎をお持ちでボイトレに伸び悩みを感じている方、普通に鼻づまりで悩んでいる方でも結構です。
一度、サージセンターなどのしっかりと検査をできる病院で検査をされることをおすすめします。
鼻づまりを直すだけで、歌だけでなく健康にも大きなメリットがありますよ。
つたない体験記ですが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
「鼻中隔湾曲症」とは?
読んで字のごとく、鼻の中の境目になる骨が湾曲している状態。
これにより鼻腔(鼻の中の空洞)が狭くなり、鼻呼吸が困難になります。
僕はアレルギー体質のため、子供の頃から耳鼻科に通い、ほとんど口呼吸でした。
最近ではポリープも胃カメラのようなもので簡単に手術できるようになりましたが、それとあわせて鼻腔のレーザー治療などの手術も非常に簡単にできるようになりました。
「鼻の中の骨を削る」というショッキングな手術内容でしたが、歌のために思い切って行うことにしました。
手軽にできる日帰り手術。
調べてみると、2週間の入院で10〜15万円程度が一般的。
僕が手術を受けたのは『大島耳鼻咽喉科サージセンター東京』。
日帰り3万円で手術を行っておりました。
他の方の体験記を参考にしつつ、ここで手術を受けることに決めました。
手術当日までの流れ。
診察・レントゲンを終えた後、やはり手術が必要であるということに。
手術の日程を決定し、手術後3日間は継続して通院することを確認。
「いかなる手術の結果においても了承する」旨の契約書にサインをしました。
たまにですが、鼻の穴が左右で貫通してしまう人がいるようです。
命に別状は無いらしいのですが、喜ばしい事ではありませんね。
とはいえ、これであとは手術を受けるだけです。
手術当日。
鼻の局部麻酔のみで、意識ははっきりありました。
鼻の皮をレーザーで焼いて、骨の不必要な部分を「トンカチとノミ」のようなもので「ガン!ガン!ガン!」と割と強くいきます。
光景はまさしく日曜大工のそれであったと思います。
「こんな原始的なのか!」と衝撃をうけつつ、骨が削れる音やノミで骨を叩く振動が伝わりつつ、特に痛みもなく終了しました。
※削った骨はホルマリン漬けでプレゼントされます(笑)
一番辛い手術後
一番大変なのは、手術後。
手術後に鼻に脱脂綿をこれでもかとつめられ、連日コレを取り替えるために通院します。
(鼻の中にバイキンがはいらないためだと思います)
僕は術後5日程度で普通に仕事に戻れると思っていましたが、とにかく24時間ずっと出血と発熱・頭痛で何も出来ない。
鼻のつめものも、4日目からは自分で取り替えるのですが、とにかく変え続けていないと、すぐに血みどろになってしまいます。
もちろん寝ている間も同じ。
朝起きて、ベッドが血みどろではやってられませんね(笑)
私は幸い奥さんのフォローがあったのでなんとかやりきれましたが、一人でやるのはなかなか辛いな、と感じました。
徐々に状態は良くなりましたが、完全に普通の状態になるには3ヶ月程度の時間がかかりました。
術後の改善
去年の正月に手術をして1年と数ヶ月経ちましたが、鼻づまり・アレルギー性鼻炎に関しては、季節的なもの以外はほぼ完治と言って良い状態にまで改善されました。
鼻づまりも完璧に改善され、まさしく生まれ変わったような感覚です。
そして、肝心の声への影響ですが、今まで鼻にかかるような声だったのが明らかに軽減されました。
呼吸のコントロールがしやすくなり、ニュアンスも細かくコントロールできる目覚ましい改善を遂げました。
そして、声のトップがGから上のCまで上昇しました。
当時のボイトレの先生もその変化に大変驚いていました。
まとめ
リスクの伴うことではあると思いますが、僕の場合は明らかに「成功」のケースでした。
鼻炎や鼻づまりの大変さは、本人にしか分かりません。
薬や生活習慣である程度の改善は期待できますが、根本が僕のように「骨」に原因がある場合は、それだけでは改善されません。
そして鼻づまり・鼻炎は「歌に確実に悪影響」だと断言できます。
もし、鼻炎をお持ちでボイトレに伸び悩みを感じている方、普通に鼻づまりで悩んでいる方でも結構です。
一度、サージセンターなどのしっかりと検査をできる病院で検査をされることをおすすめします。
鼻づまりを直すだけで、歌だけでなく健康にも大きなメリットがありますよ。
つたない体験記ですが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。