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ボイトレを効率的に行うポイント

話し声が小さい人・自宅で発声練習は歌が上達しない?

日常の発声の癖が歌に悪影響をもたらすケースは、録音ボイストレーニング教室のレッスンでも珍しくありません。

歌うのも話をするのも声を出しているという意味では同じ。
普段の話し方や発声フォームは、歌うときのフォームに影響を与えます。

普段小さな声で生活していたら、いきなり大きな声を出すと体がビックリしてしまいますよね?
とはいえ、家で大きな声で歌の練習ができない人は多く、大きな声で練習するにはカラオケで歌の練習をするなどの工夫が必要になります。

「性格や環境によって小さい声になってしまう人」のボイトレにおける注意点を解説。
話し声の小さいあなたも、知らないうちに取り返しのつかない問題をかかえてるかもしれません。

『自宅で歌の練習が出来ない』 日本の生活事情

私がこの記事を書こうと思ったきっかけは、一人の生徒の話。
ある日のレッスンで、声の出し方のフォームが大きく崩れていたので、話をしながら原因を探っていたところ『自宅で小さい声で練習している』のが原因だと発覚しました。

発声フォームを本当に正しく習得している人は、小さい声で練習しても問題はありません。
それでも、日頃の生活での会話や話し方は、無意識に発声フォームに影響を与えます。

無意識で発声フォームを作っている人は「大きな声を出せない環境でのボイストレーニング」が発声に悪影響になってしまいます。

『小さな声』 と 『大きな声』 の違い

小さな声は、大きな呼吸を必要としません。
大きな声を出す時は、自然に腹式呼吸のフォームを意識しますが、呼吸が少なくても問題無い小さな声では、喉に頼った 『のど声』 になりやすいのが特徴です。

小さな声はささやくような声になりやすく、発声のフォームが変わっていてもそれに気づく事は中々出来ません。
そして大きな声を出すとき、普段の小声の発声フォームがそのまま癖となって表れ、か細い声しか出せなくなってしまうのです。

『のど声』 は喉が痛みやすく疲れやすい、良いところの一つもない発声方法です。

半端な練習は逆効果!

真面目なひとほど「たくさん練習しないと!」と考えがち。
しかし、間違った練習は意味が悪いフォームが定着し逆効果でしかありません。

  • 声は楽器と同じであり、正しい鳴らし方を学ばなければ良い声は出ない
  • 喉は消耗品。ペース配分を守り管理をしないと怪我をしてしまう

私はレッスンで受講生に必ず上記のように伝えています。
喉は単純にたくさん使ったからといって、声が良くなるような代物ではありません。

大事なのは『楽器として正しい使い方を習得する事』
考えのない無駄な練習はすぐにやめ、頭を使って練習メニューを組む必要があります。

家で練習できない人はどうすれば良い?

自宅で練習できる人は良いですが、家で大きな声を出せない環境の人もいます。
レッスンで受講生に確認してみると、カラオケで練習している方が多いようです。

自宅でボーカルレコーディングやボイトレを行える環境を作りたい方は、こちらもご覧下さい。

うるさく出来ないけど、どうしても家で練習する場合、厚みのあるタオルを用意しましょう。
タオルをくしゃくしゃにまるめ口の前にあてると防音対策になります。

ライブや録音の前等に大きな声を出しておくと、体が温まり声の出が良くなります。

腹式呼吸や喉が感覚でコントロールできないうちは、小さい声での練習はオススメできません。
どんな時でも、大きい声で腹式呼吸のフォームを意識した発声を心がける事が大切です。

  • この記事を書いた人

高岡ボイストレーナー

レコーディングボイストレーニング教室・代表講師
■音楽同人サークル『Film Records』代表。年に2枚の作品をリリース。
他、個人/法人の制作案件をご依頼いただいております。
■『Cubase Pro 9で始めるDTM&曲作り』リットーミュージック・執筆

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