- プロになりたくてボイトレしている
- 趣味でカラオケが上手に歌えるようになりたい
ボイストレーニングの目的は人によってさまざま。
今の時代はアマチュアでも、ものすごく歌が上手な人や素敵な音楽を作る人が数多くいます。
録音ボイストレーニング教室にも、素晴らしい歌の表現力や声質をもった生徒さんはいます。
私は過去の音楽活動や「やすろく」のエンジニアとして多くのボーカルの歌を聴いてきました。
その中にも、素晴らしい歌を歌う方は何人もいらっしゃいました。
たまにですが、我流で歌を歌っていてものすごく上手な人に出会います。
誰に習ったわけでもなく、自然に素敵な声質や表現力を身につける人。
歌が上手な人は、必ず共通する「無意識に守っている習慣」があるんです。
この習慣をボイストレーニングに取り入れれば、歌や表現力に大きなプラスになるでしょう。
興味をとことん追求する
私がレッスンを行っていて、歌が上手な人に共通している性格があります。
- 好き嫌いがはっきりしている
- 自分の好きな事をとことん追求する
このタイプは基礎練習を怠る事も多いのですが、興味がある事に対し異常な集中力を発揮します。
歌を歌う事は、誰でも最初は「楽しいから」はじめます。
しかし周りの人と無意識に自身を比較する中で、「興味」が「義務」にすり替わってしまいます。
他人がどう思うかでなく「楽しい事を誰より追求する」姿勢は、個性の成長に非常に大切です。
「3日以内」の目標を設定する
練習せずに歌が上手な人の共通項。
二つ目は「ずば抜けた行動力」
思った事をすぐ実行しようとする姿勢です。
行動力がある人は、かならず具体的な「期限」「目標設定」を行っています。
目標や期限があいまいだと、ついつい怠けてしまう事を知っているからです。
夏休みの宿題なんて、かならず最後まで残ってしまいますよね?
人はあまりに遠い目標に対しては、モチベーションが保てないのです。
「一年後にデビューする!」ではなく「明日までにこのサビを完璧に歌う!」
近くの目標を具体的に立てていく。
これを繰り返す事で、モチベーションを落とさずに質の高い活動を維持できるのです。
歌を聴いてもらう機会を多く設ける
どんな歌でも大事なのは「聴き手になにかを感じてもらうこと」
「楽しい」「感動する」「面白い」
どんな感情でもかまいません。
人の心を動かすから歌は聴き手の印象に残り、価値を感じてもらえるのです。
テクニックがあっても印象に残らない歌は、あまり価値のある歌とはいえません。
人の心を動かすには「聴き手を知る」ことが重要。
聴き手の好みや考え方がわかれば、その人の感情を動かしやすいからです。
「聴き手を知る」ためには、聴き手とコミュニケーションをとる必要があります。
- Youtubeやニコニコ動画での「歌ってみた」
- ストリートライブ
- SoundCloudや音楽SNS等で音楽を公開してのコミュニケーション
自分の歌が聴いてもらえる場所に積極的に足を運び、聴き手と触れる機会を多く持ちましょう。
どんな歌を世の中が求めてて、自分の歌がどう受け取られているかわかってくるはずです。
音楽以外の様々な分野に取り組んでいる。
音楽活動を実際に行ってみると、音楽以外のさまざまな能力が必要になります。
- ライブであれば「MC」「パフォーマンス」
- 映像作品なら「映像構成」「絵を描く能力」
- お客さんやリスナーとのコミュニケーション力
- 公式サイトを作る「ウェブデザイン」の知識
- 世の中の流行を見る「マーケティング」
一見関係がないと思っていた能力が、じつはほとんど音楽活動に役に立つ事ばかり。
音楽に関係ない事も、興味がある分野を徹底して追求し能力を習得しておけば、かならず自身の活動にプラスに働くはずです。
すべてを「自分で判断する」
優れた能力やセンスを持ってい人は、必ず「自分で判断し決定する力」を持っています。
この事柄を考えるとき、僕はこの動画の言葉をよく思い出します。
人は自分で判断しているつもりでも、いつのまに「させられている」ことが少なくありません。
- ネットの評判で良し悪しを判断する
- 他人の意見を妄信的に信じてしまう
自分の能力やビジョンに自信がないと「決定を他人にゆだねてしまう」のです。
人の意見を参考にする事は大切な事ですが、第三者の意見が正しい保証はどこにもありません。
ネット社会等では特に「人の意見を自分なりに解釈し理解する力」が重要になります。
- なぜそのような感想を持つのか?
- その発言の本質は何なのか?
人の意見をそのまま受け止めるのではなく、情報の有効性を判断することが大切です。
まとめ
今回ご紹介したルールは、意識的に行う事でも効果を発揮します。
歌以外の分野でも、この法則は大きく変わらないのかもしれません。
自分の活動や歌に納得できていない人は、是非参考にしてみてはいかがでしょうか?