録音ブースを使用した「レコーディングボイストレーニング」

『録音ボイストレーニング教室』とは?

録音ボイストレーニング教室は、ボイストレーナーでありながら音楽クリエイター・サウンドエンジニアを勤める『高岡兼時』による、録音ブースでレコーディングを行いながら、声の問題点や歌い方を改善する『レコーディング・ボイストレーニング』を行う音楽教室です。

「発声理論」「声紋分析」「音楽クリエイター」「エンジニア」4つの角度から声を分析・判断します。

ボイストレーニング教室は、ボーカル活動を行っている方が講師をつとめるのが一般的です。
楽器演奏やDTMなどが扱えない講師も決して珍しくはありません。

この文章を執筆している代表「高岡兼時」は、「ギター講師」「作編曲家・アレンジャー」「レコーディングエンジニア」「ボイストレーナー・DTM講師」として現役で有償業務を継続しています。

マルチな遍歴を経た中で通常のボイストレーナーにはできない音楽的な判断や、声の倍音成分や周波数傾向を分析する声紋分析による理想的な発声フォームの判断、もちろんボイストレーナーとしての基礎発声の理論やフォーム改善など、多角的なアプローチを行うレッスンスタイルを確立しました。

1発声学に基づくフォームの習得

本教室は「ポップスの歌唱」の発声フォームの指導を行っています。
くだいて説明すると「歌詞が会話のように伝わる発音」で声を出す事を前提としています。
※クラシック等、特殊なジャンルの歌唱は発声フォームが大きく異なるため、範囲外としています。

声を出す上で重要になるのは「呼吸」「音程」「声のトーン」「表情」という4つの要素です。
これを組み合わせて求めている声質やニュアンスを構築するのですが、声や歌に問題があるケースのほとんどが、各器官のコントロールの悪さや余計な筋肉の力み・緊張によってフォームがうまく機能していない事が原因です。

「発声フォームの習得」の工程においては、声を出すメカニズムや各器官の働きを正しく認識して、それぞれを正確にコントロールするためのトレーニングを行います。

2声紋分析による発声改善

音楽では聞き慣れない言葉ですが、主に心理学などで導入される分析方法です。
「ウソ発見機」などで警察にも使用されたりするツールですが、感情の変化を声で分析したりもできる方法です。

「周波数アナライザー」や「波形」で声を分析する事で、声の倍音の状態や抜けの悪さ、発声の状態を判断します。
視覚的に声の成分を確認する事で、声への認識をより深める、フォームと声の関連性を理解する事ができます。

歌の印象って、わりと簡単な事で変わるんです。
音程によってバラツキがある、オケとのバランスが悪い、少し声の出し方がいつもと違う、など。

記録した音には、すべてが視覚的に写し出されます。
自分の弱点を、何よりも明確に把握する事ができるのが「声紋分析」です。

3楽器としての「歌の表現」

レッスンをしていて強く思うのが、外国の音楽を聴く人が本当に少なくなった事です。
ほとんどの人が、インターネットの国内のアーティストや歌い手、ゲームやアニメから音楽の情報を得ています。
私はゲームや映画のサントラって大好きですし、ネット上の音楽も素敵な音楽が多いのですごく魅力を感じます。

ですが、国内の音楽はそのほとんどが「海外の文化を吸収して再構築した」というものなんです。
日本人はアレンジが上手な人種なので、それはとても良い事なのですが、音楽には長い文化や歴史があるので、それを無視して目の前にある音楽だけを吸収していると、音楽家としては致命的な資質不足に陥ってしまいます。

例として、ブルースやジャズをあげてみましょう。
上記の二つは100年以上の年月をかけて育まれてきた音楽です。
これは日本で言う短歌や俳句のようにルールがあり、そのルールの中でたくさんの独自性のある音楽が作られてきました。

例えば、ニコニコ動画の「からくりピエロ」という曲があります。
土台はスウィングジャズなのですが、若い人はこれを「ジャズっぽい良い曲」くらいに認識します。

ジャズを学んでいれば、歌い方やメロディーラインをアレンジするなど応用が出来ますが、土台のない人がこの曲をコピーしても、音楽の基礎が無いため、言葉通り「丸写し」しかできないのです。

音楽に間奏がある時、「適当にフェイクで歌って」とお願いすると、ほとんど無理だと断られます。
理論なんて知らない時から、私は雰囲気で曲にメロディーをつけてましたが、音楽の土台がないと「なんとなくこんな感じ」ができない。
「雰囲気をつかむ」能力が大きく欠けていると感じます。

「歌」は音楽の一部ですから、音楽への理解が深まる程に歌の表現力は鍛えられます。
一人の音楽家として、「音楽力」を鍛えるお手伝いをするのも、私たちの仕事です。

4レコーディングを想定した声質・ニュアンスの構築

「音量は声の印象に影響しない」
私はレコーディングの際にこのように説明しています。

ほとんどの音楽作品では、声の聴こえやすさを保つため、音量が一定になるよう処理されます。
ライブだと「すごい声量!」なんて感心したりしますが、録音物では一切役に立たないのです。

レコーディングで大事なのは「音量」ではなく「声の表情」です。
「大きな声」ではなく「パワフルに感じる声質・ニュアンス」で歌う事が重要なのです。

私自身、メジャーアーティストのレコーディング現場に立ち会う事がありますが、声の印象に対して声量があまり大きくなかった事に感心した、という経験は少なくないんです。

声の表情は、ヘッドホンからモニタリングしている声の音量でも簡単に変わります。
うるさければ小さく歌い、聞こえにくいと感じれば無意識に力んで大きく歌ってたりします。
リスニング環境ってレコーディングではものすごく重要なんです。

エンジニアとして年に100件以上の案件をこなしている私には、レコーディングにおけるノウハウや経験が蓄積されています。
私以上に「ボーカルレコーディング」を上手に指導できる講師は他にいません。

DTM-Online音楽教室 skypeレッスン対応 現役プロの作編曲家・アレンジャーが講師を勤める音楽教室。 やすろく 東京都杉並区のホームレコーディングスタジオ 高岡兼時オフィシャルサイト